カテゴリー:君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

若くて青くて情けない奴

リビングに独りエアコンの風の音が絶え間ないけど聞こうとしなければ聞こえないこの・・・

ハサミの音も軽やかに

いつもの美容院で髪をカットしてもらうその人は話せば応えてくれて雑誌に見入れば黙・・・

北風

濡れた落葉が北風で揺れている半日もすればカサカサに乾いて何処かへ飛んで行くだろ・・・

蝶々結び

積極的に就活している長男はスーツ姿も様になってネクタイを締めるのにさほど時間が・・・

無関心

まるで何も変わってないかのようにそれとも言葉にする程のことでもないかもしくは全・・・

西に沈みゆく金星と三日月首が痛くなるほど見上げると木星とアルデバランとカペラ南・・・

あっいいな好きだなそう思った僕はずっと前からそして今も雲が好きだった手が届かな・・・

幸運の五円玉

年末に拾った五円玉をずっと持っておこうと思っていたけど幸運の五円玉だと思うから・・・

屋上で空を#63

頬を突き刺す日差しに控え目に右往左往する風笑い飛ばすトンビの鳴き声視界には青だ・・・

今年の抱負

あけましておめでとうございます この雲は龍にも蛇にも麒麟にもベイマックスに・・・

餅とビートルズ

年の瀬にビートルズを聴きながらオーブンの中の餅が膨らむのを腰をかがめて待つ思わ・・・

微塵もない

男に騙されても騙されてもまた騙されるあなたよくよく話を聞くと騙されたとは微塵も・・・

綺麗だな

県庁所在地ではあるけど我が街はしっかりとした田舎メインストリートに灯ったイルミ・・・

午後五時の情景

ちょっと行って来ると言う僕に君は珍しく何処へ行くのと言った驚いてタイミングを失・・・

粗塩

昔の歌が妙に心に染み入るのはどういう訳だろうあの頃は心の何処にも引っかからず素・・・