カテゴリー:君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

機嫌

横断歩道に立つ親子小学低学年の少年は今にも泣きそうな顔で何処か一点を見つめてる・・・

宝石箱

早起きがくれる様々一日の始まりに気付けて季節の移り変わりを感じてひとりの時間が・・・

こんなものも作った

ルイボスティーのティーバッグがカップの中に落ちることが何度もあった糸の先の紙片・・・

タッセルを止める金具

こんなものを作ったこれで朝陽を帯びた虹が部屋の中で揺れるでも妻が起きてくれば「・・・

雨粒

昨日の雨で道も木も花も草も濡れていたオリーブの葉には雨粒がしがみついたまま伸び・・・

あからさま

褒めて欲しい褒めて欲しいほら偉いでしょ褒めてよもっと言ってよあからさまに言い放・・・

屋上で空を#64

早起きを始めて二ヶ月半四時半に起きると窓が赤かった急いで屋上に上がると朝焼けが・・・

一日の始まり

今年初めての蝉の声やや控え目なのは気のせいかゆったりと風に揺れるサンキャッチャ・・・

前開きと前閉じ

僕はパンツ売り場の前で右往左往していたのだろう男性店員が声を掛けてきた「うちの・・・

男子大学生

椅子をひとつ挟んだ隣の席の大学生らしき男性は見るからに酷く疲れていてテーブルに・・・

フレンチクルーラー

カロリーが低いからいつもフレンチクルーラーだと同い年の友だちが言ってた僕はいつ・・・

夏色のスニーカー

夏が来るブランコの子供たちが空を蹴ったから夏が来る髪も乾かさずに春が行ったから・・・

オパキャラマドパキャラマドパオパオパ

レの鍵盤が下がったままになってしまったさてどうしようかと思った時にはもう工具箱・・・

空蝉

なんともう空蝉がシマトネリコの木に確認出来ただけで六つだけど蝉の声は全く聞かな・・・

ポケットにポケットを

仕事で使っているエプロンに穴が開いた家に持ち帰ってさてどうやって穴を塞ごうかと・・・